こんにちわ

このブログはWordPressを使って運用していたのですが、Sanity + Next.jsの構成に移行してみました。以下の様な場合は試してみてもよいのではないかと思います。

• レイアウトを自由にカスタマイズしたい
• CMS移行後もブログの投稿にはGUIを使いたい
• できるだけ低コストで運用したい
• GitHubでブログページのコード管理を想定している

今回はブログの移行についてやってみたこと色々まとめていきたいと思います。

移行した後に気づいた点、WordPressに比べて面倒だなと思った点についても触れていきたいなと思います。

何故移行しようと思ったのか

そもそも何故移行しようかと思ったかと言いますと、WordPressのテーマに使っているテーマのライセンスが今年の秋頃きれるのがきっかけではあります。UIデザインを勉強したりイラストレーターでロゴを作ってみたりしてみたけど、自分で運用しているサイトこそ自分でUIのカスタマイズであったり試せる方が良いかなと思ったのもあります。WordPressではないCMSを実際に使ってみたことがないというのもありますね。そんな興味があった色々なものを試せそうと思ったのが大きいです。

技術選定について

Sanity(CMS)

https://www.sanity.io/

以下の様な観点を中心に探していて見つけました。

• GUIでの投稿管理もできる
• データ管理に対する手間が少なそう
• 運用実績が日本でもありそう
• Next.jsとの連携実績もある
• できるだけ安い方が良い

上記に加えSanity公式がNext.jsとSanityを連携するためのテンプレを用意してくれていたのも、つまづく点をだいぶ省略できそうと思えたのもあったと思います。

https://www.sanity.io/templates/nextjs-sanity-clean

Next.js(フロント)

今まで幾度なく作っては運用まで乗せたものは一度もなかったので、Vue.jsよりかは初速が慣れているちゃんと作りきってみようということでNext.jsにしました。先述したNext.jsのテンプレがあったのも大きいです。

Netlify(ホスティング)

Netlifyでこのブログを運用しています。元はConoHaを使っていました。他にもNetlifyで運用していてGitHubの連携であったり便利だと思っていましたし、Vercelじゃないとどうしてもいけないっていうこれといった決め手もなかったので。

ConoHa Wing(ドメイン管理, DNS)

CloudFlareが爆速だっていう噂を聞いて前に試してみて運用中のサイトもあるのですが、日本国内での配信を想定している場合だからなのかもですがConoHaとあまり大きな差はなかったので元々ドメインを取得したConohaのドメイン管理、DNSをそのまま今回は使っています。

移行してみてわかったこと

若干の不満編

Sanityにローカル環境のデータという概念はない(たぶん)

ローカル環境から接続して確認する先もSanityのサーバになっています。これは僕がSanityのテンプレを使ったからではないと思います。最初ローカルのどこかにあると思って探していましたが後から気づきましたw だからといって不便かと言われるとそうでもないです。管理機能を自分で実装することも特にないので。

SanityのWebコンソールからは登録データの確認はできない

studioという管理ツールがついてくるのですが、それを使って確認することになります。そのstudioをweb上にアップして確認できる環境を用意することもできますが、あらかじめ用意されているというものではない様です。

プレビュー画面がない(たぶん自分で実装が必要)

今書いてて思ったのですが、プレビュー画面がないです。Markdownには対応していてそのMarkdownに合わせてレイアウトはしてくれる機能はありますが、実際のWebページ上での見え方の確認というのはないですね。自分で追加することもできそうではあったので、どっかで追加するかもしれません。

よかった点

ドメイン以外費用がかかっていない気がする

まだ移行したばかりではあるので、この先わからないですが今のところNetlifyしかり、Sanityしかり一切費用がかかっていない気がします。当初の目論見通りではあるのですが、本当にそうなのでは？っていう気がしてきています。

自分で好き勝手にレイアウトを変えられるようになった

前は良くも悪くもWordPressのテーマのレイアウトに縛られていたので、ある程度その枠組みの中でしかできなかったですが、今は自由を手に入れた感があります。

データ管理の心配が要らなくなった

Sanityさんがよしなにやってくれることに全幅の信頼をおくこと(商用とかであればもうちょっと考える必要があるのかもです)で、自分の手元でないところにある安心感。

レイアウトの修正が簡単になった

WordPressの時は修正したものを自前でデプロイするツールを作ってみたりしていたけど、今はGitHubを更新したらNetlifyがよしなにデプロイしてくれる。自前より全然安心、安全。

おわりに

書いてきたようにメリデメはありますが、今のところやってみてよかったなと思います。やる前には気づかないことってやっぱり色々あって、やって気づくことが多かったなと思います。また何かありましたらこちらで共有しますね。